久しぶりに読む本には、発見がいっぱい。

ということを久々に思い出した今日このごろ。


きっかけは、昨日のニュース。


オウム真理教関係の裁判が終わったときいて、久しぶりに村上春樹著の「アンダーグラウンド」を読んでみました。


この本は、地下鉄サリン事件の被害者の方々のインタビューをまとめた、文庫本らしからぬ厚さの本です。実際に被害者の方を診察した医師の話ものっていたのですが、買った当時大学一年生の私にはわからなかったため読み飛ばしていました。


このたび読み返すとよくわからなかった部分がわかるようになっており、とても読んでいて面白かったです。その上、卒業までの折り返し地点にたった今という時期だからこそ、実際に事件に遭ったらどうしようと考えるようになりました。


この本を境に、村上春樹は作風が変わった(らしい、K応大学の教員のブログによる)ので、これを読んだことのない村上ファンにはオススメです。


他にも、「バカが全裸でやってくる」(入間人間)は、登場人物の一人が昔の友達にそっくりだったから買ったなとか、「グロテスク」(桐野夏生)はやっぱりグロテスクだなとか、いろいろ思い出せてとても有意義な時間を過ごせたように思います。


とは言っても、早めに借りた本は消化するつもりです。
本を貸してくださったみなさん、しばしお待ちください。