ヅラギ引退記念第二弾 Dr.ラギー診療所

ラギー先生が古事記島に来てから4年。この間にいろいろなことがあったけど、なんとか島のみんなと打ち解けられるようになりました。ここ古事記島診療所には患者も来ず、今日も島は平和です。

ラギー「どうしたのハマコーさん?ぼんやり外なんか見て。」
ハマコー「空がきれいだなって見てるだけですよ、先生。」

小生は古事記島診療所でたった一人の看護師をやっているハマコーです。

しょーたさん「大変だ、ラギー先生!」
ぼんやりとした昼下がり、漁労長ジゲさんの息子で、たまたま帰省していたしょーたさんが駆け込んできました。

しょーたさんの案内で港に駆けつけてみると、大きなイカが漁船に襲いかかっていました。
ジゲさんは助けてーと叫んでます。

ジゲさんはその昔、ジョーンズさんと契約してイカ釣り漁船「ホワイトスクイット号」を貰いました。今日が契約最終日でしたが、息子にいいとこ見せるため、海に出たところ襲われたということです。


イカはマストに乗りかかり、いい感じで目がマストてっぺん付近にあったので、弓で狙うことになりました。
しかしラギー先生はあまり的中が出ません。
ハマコー「では小生が狙いまsy」
しょーたさん「いえハマコーさんは会が無くて怖いので止めて下さい。」
ハマコー「はい、シュミマセン」
???「仕方ないのう。」
傍らから現れたのは、島のアイドル、イチ婆でした。
イチ婆がさっと矢を放つと、まっすぐ矢が飛んで行ってイカの目にあたりました。
さすがその昔、扇を射抜いただけはあります。

イカは断末魔の悲鳴を上げ、沈んで行きました。
 完