「こんにちは、グララギさん」「僕を白ヒゲの口癖みたいな名前で呼ぶな!(以下略)」

ヅラギ引退記念第一弾
もシータ番外編もしドーラ(もしもドーラー一家が弓道の大会の主管をしたら)

―武道館開館直後
控えの準備のためにシータとパズーは武道館三階の剣道場の準備をする。剣道場から弓道場を見下ろしたパズーとシータはある異変に気付き、トランシーバーで本部に伝える。

ドーラ「なんだって!主管協力校の部員が全然来てないだって!!」
弓道場周辺には、ドーラー一家以外人の気配が無い。
「さては連中、寝坊したね。道場開門!ぐずぐずしてると蹴落飛ばしちまうよ。」
こうして慌ただしく主管準備が始まったが、人数が少ない分思うように準備が進まない。

アンリ「ママ、射場の扉が開かない。」
ドーラ「いつものバカ力はどうしたんだい。」
モトロ「ドーラ。」
今度は的場からである。
「人手がぜんぜん足りない、目が廻っちまいそうだ。」
的場には的、候串が山積し、とても開会式には間に合いそうにない。
「泣きごとなんて聞きたくないね。そっちのことは1人で何とかしな。」

その頃、シータとパズーは再び気付いた。
シータ「みて。」
パズー「本部!」
ドーラ「今度はなんだい?」
パズー「電停側の道路から袴を着た人たちが来ます。」
大量の選手たちが横断歩道を渡って武道館へ渡ってくるも、受付の設営がまだ終わっていない。
ドーラ「この忙しいときに。開会式の時間をずらすよ。」
パズー「本部。ラピュタはこの中にある。」
ドーラ「なんだって。」
パズー「父さんも昔、部員が八人しかいない中で、時間どおりに運営をしたんだ。その時にラピュタを見たんだ。父さんの言ってることは本当だったんだ。行こう、ラピュタへ。」
ここで受付に主将たちが大挙して押し寄せたため、トランシーバーでの交信が途切れる。
ドーラたちがラピュタを見たのか、そもそもラピュタとは何だったのか、主管した人にしかわからない。―

上の文章は今年鹿児島大学が主管を行ったデンタルとは何の関係もありません。
また、デンタルにおいて運営の協力をして下さった方には、とても感謝しています。
ありがとうございました。